十和田石で増える微生物の傾向

      2017/04/09

十和田石を施用した実験ハウス内で、ハダニの検査をしています。




十和田石を活用している農家

十和田石は、その工程上、ある一定の菌数を維持している紛体と、ほぼ微生物がいない粒剤との分かれます。粒剤は、「ヒナイ・グリーン」として、日本サブウェイ様を筆頭に、北は北海道から南は九州、あと、東アジア圏への輸出も含めて、広く、特に、大規模農家さんや、契約栽培農家さんでお使い頂いています。

ヒナイ・グリーンそのものには、砕石場由来の微生物は付着していませんが、ヒナイ・グリーンを土壌に施用すると、土壌中の土着微生物であって、尚且つ、ミネラル成分を好む細菌や真菌が増えることが分かっています。増える微生物の傾向も掴めていますが、どちらかと言うと、皆さんがご存知の有用微生物でなくて、菌群を申し上げても、??なマニアックな部類でしょう。

マニアックとは言っても、産業用途では、広く研究開発されている微生物ですが、例えば土壌中のミネラルをキレートしたり、有害金属を還元無毒化したり、薬の成分を抽出する原料菌であったり、そういう微生物です。

特徴として、どちらかと言うと、貧栄養を好み、人為的な培養には、相当な技術が必要なグループであると言えます。

土壌中の微生物

土壌中には、無数の微生物がおり、人類が培養出来るのは、1%程度だとも言われています。残りの99%は、培養が困難であるか、そもそも培養出来ないか、或いは、何だか不明なのかです。また、土壌病害に関しては、単純に有用微生物と言われるものだけを投入しても、対処療法にはなりますが、外来微生物は土着種に優占することは出来ないので、その効果は持続しません。土壌のメンテナンスには、意外かもしれませんが、有用微生物では無くて、所謂、名も無き雑菌達の菌相バランスが、非常に重要です。

尚、砕石場由来の微生物が常在している紛体ですが、これは、管理された実験環境では、バッチによっては、化学農薬と同等の防除価を出すことがあります。十和田石に常在する微生物は、そうでない環境に比較して生存日数が長いので、もし、土壌中に紛体を投入すると、紛体のバッチによっては、対処療法で効いている期間が長くなる可能性があるでしょう。

ということも含め、十和田石を科学的に解析して、化学農薬並み、或いは、それを凌駕する生物農薬開発を行っています。ご期待くださいませ。

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