ぶっちゃけ新しく農業始めたらいくら稼げるの?驚きの新規就農者の実態 その1

      2017/04/07

前回の記事でも書いた通り、私は『青年就農給付金』という制度を使って農業を始めました。

その過程は、客観的に見てもなかなか大変な道のりだったと思っています。

全く関係ない土地に新規就農して補助金から脱出するために五年間でしたこと

ちょうど今回、こうした新規就農者に対するアンケート調査が行われた結果が届きましたので、その驚くべき実態を皆様にお知らせしておきたいと思います。




最初に結論:新しく農業を始めた人間が1〜2年でいくら稼げるのか

注)実家や配偶者の農業を継いだ人以外の、新規参入者について言及しています

新規参入者

新規参入者においては、就農地選択の理由や就農時に苦労したことへの回答から、経営資源の獲得として農地の確保が重要であった。(中略)また、就農後1・2年の者は、現在の販売金額が前回調査より減少し、農業所得も中央値が24万円と小さく、改めて就農初期の経営の厳しさが確認された。所得不足分の補填には、青年就農給付金が充てられることが多かった。

>新規就農者の就農実態に関する調査結果【概要版】平成28年度

一般社団法人全国農業会議所 全国新規就農相談センターより

というわけで、

結論:24万円/年間

です。

新規就農した農家は年間24万円しか稼げない

……どうでしょうか?驚きましたか?

この結果を見た時の私の感想は、

(やっぱりな……!)

という感じでした。大体私も、一年目は同じくらいだったからです。

メディアでは華々しく農業を始めた若い人々が取り上げられていますが、データで見た実態はこれが現実ということです。おそらく、これからはさらに厳しくなっていくでしょう。




筆者の地元の実情も同じく厳しい

実際に、先日地元の役場に行って話を聞いてきた際にも、もうこの町では農地がほとんど空いておらず、さらに離農する人も少ないので、問い合わせは何件か来るが、今ではもう断っているという状況だそうでした。

既に就農している人間でさえ困っているというのに、確かに新しく来た所で、そうそう農地は手に入りません。今でもたまに、「農業をやりたい」という人には会いますが、残念ながらそのほとんどの人が田舎暮らしや自然好きか、もしくは都会嫌いか会社勤めが嫌になったからという理由のようです。

さらに、そうでない人だったとしても、作物を作ることにしか視点が行っておらず、『売ること』に関しては非常に甘く考えていると言っても過言ではないでしょう。

どんどんとマーケットが縮小していく中、新規就農者は一体どうやって自分の商品を売っていくかを考えなければなりません。周りではやはり、元金融関係から参入してきた方たちが非常に伸びている印象を受けます。……個人的には、農業生産がやりたくて新規就農者で参入してくるパターンは、全くオススメできません。

この情報はもう少し詳しく見ていきたいと思います。

 

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