就農時に一番苦労することは?驚きの新規就農者の実態 その4

   

ここ数年はずっと春は干ばつ気味だったのに、急に今年は梅雨みたいで憂鬱な筆者(@sumita_hiroki)です。引き続き、新規就農の実態シリーズについて説明していきます。

ぶっちゃけ新しく農業始めたらいくら稼げるの?驚きの新規就農者の実態 その1




就農時に最も苦労することは?

>新規就農者の就農実態に関する調査結果【概要版】平成28年度

一般社団法人全国農業会議所 全国新規就農相談センターより

上記によると、新規就農者の『経営資源の確保で苦労したこと』は、

  1. 農地の確保(71.6%)
  2. 資金の確保(71.2%)
  3. 営農技術の習得(54.0%)
  4. 住宅の確保(25.5%)

の順に苦労したという回答があったそうです。やはり、農地と資金はどこも大変みたいですね。農地の問題は農政が絡んでくるし、資金に関してはやはり既存の金融機関だと難しいものがあるでしょう。この辺りはまた別の機会に書きましょう。

実際には、どれぐらいの農地を借りられるのか?

それでは、みんな一体就農時にはどれだけの農地の確保を確保しているのでしょうか?

就農時の農地の経営面積、借り入れ面積

によると、全国平均は118.3aとなっていますが、これはやはり北海道だけが桁違いだからという理由のようです。

平均ではなく中央値によると、45a(4反5畝)で、そのうち9割が借地となっています。

(ちなみに北海道平均は1104aで、中央値は2ha)



農地の拡大割合

新規就農後の経過年数によって、どれぐらい農地を拡大していくのか?という部分についても見ていきましょう。

平均経営面積

平均経営面積では、

  • 就農1−2年目/95.7a
  • 就農3−4年目/110.1a
  • 就農5年目以上/187.8a

となっているようです。ですがこちらも中央値で見ていくと、

中央値

  • 就農1−2年目/44.0a
  • 就農3−4年目/50.0a
  • 就農5年目以上/41.0a

と、変化がないどころか、むしろ縮小しているという実態が浮き彫りになってきました。

まとめ

新規就農者は、最初に農地と資金の確保で最も苦労しており、初期の農地面積は45a。その後の多くはそのまま面積が変わらずに数年間就農をしている

ということが分かってきました。

農地を縮小していることからも、経営方針には色々あるということが分かるのではないかと思います。

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