新規就農者は知っておきたい農業の基礎 EC

      2017/04/09

前回、CECの話が出たので、見た目は似ていますが中身は違う、EC(電気伝導度)の話をしたいと思います。



ECとは

これは、文字通り『電気の伝導率が高いか低いか』という値を示す項目です。

何故農業に電気?……という感じもしますが、実はこれは肥料濃度を示す項目でもあります。分かりやすい例を挙げると、真水は電気を通しませんが、塩水になると電気を通すようになります。このように、水に電解質の物質がどれだけ溶けているか?ということを表しているのがECです。

塩水で分かる通り、Na(ナトリウム)が含まれていてもECは上昇しますが、農業の場合、大抵はHNO3(硝酸)のことを表しています。農業では、『硝酸態窒素』と呼ばれる物質であり、植物は基本的にこの状態のN(窒素)を吸収すると言われています。タンパク質やアミノ酸の元であり、多量要素の筆頭として出てくる窒素は、栽培において最も重要と言ってもいい養分です。

硝酸の変化過程

このECの値を見て、土壌中にどれだけの硝酸態窒素が存在しているかということを調べることができます。

硝酸は水に溶け、更に有機物が分解されていくと最期に変化する物質でもあるので、土壌中で大きく変動が起きる物質です。同時に酸性を示すので、土壌中に存在する他の塩基類を溶かしだしたり、植物の根に対しても影響力が大きいのがECということになります。

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