日本農業の歴史 その2〜日本の土壌の特徴〜

前回、『日本の土は痩せている』ということを書きました。
これが日本の特徴のまず一つ目。
ちなみに、この特徴がよりハッキリしている場所に、東南アジアがあります。

熱帯の多雨な環境では、土がまるで砂漠の砂のようにサラサラになり、さらに粒子が細かすぎるために雨によってカチカチに固まるので、非常に農耕は難しい土壌だということが言えます。
このラテライトという土は、レンガの材料になるような土なんですね。



四季がハッキリしていることが日本の特徴

さて、続いてもう一つの日本の特徴というのが、『四季があること』になります。
これがどういうことに繋がるかというと、実は「農業に向いていない」という部分に繋がるのです。
簡単に言えば、「冬があるので耕作ができない」ということなんですね。
最近では、南西の温かい方では問題なくできるようになってきたとは思いますが、昔はまだまだ寒くて技術も無かったため、冬に農作業はほとんどできませんでした。

これによってどうなったかというと、日本は『加工業を発達させてきた』ということになります。
これは、食品加工という分野でもありますし、その後の経済発展の基になった金属加工などの二次産業にまで繋がることでもあります。

つまり……『寒い間は何もできないので、ものづくりをした』ということです。

これがその後のものづくり立国へと繋がる、環境的な要因でもあると思っています。
外に出たくない寒い冬の間、日本人はせっせと家の中に篭って、細かい作業を行い続けてきたのだと思います。
こうした環境が、伝統産業などの芸術的な細やかさを育てる背景になっていたのではないでしょうか?

安定した環境の海外各国とは違い、実はこのように、日本は農業にはそれほど適しているとは言えない環境を持ち合わせているのです。

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