これからの農業の方向性はどうなっていくのか?

      2017/04/09

これから、農業はどのような方向性になっていくのでしょうか?しばらくその点について考察してみたいと思います。



これからの農業の方向性はどうなっていくのか?

近年では、大規模農場や植物工場、ICTなど様々な企業が参入を始めている農業界ですが、はっきり言ってしまいましょう。今後の農業はこのように変わってくると思います。

1.都市部

これからも人口が集中していく都市部では、自然との心理的距離が離れていくことによって、ナチュラル思考が高まっていくことでしょう。身近にも自然を感じられるような暮らしを人々が望むことから、ライフスタイルの中の一部としての農業……例えばインテリアやセラピー的な位置づけのものや、逆に物流リスクを回避するための植物工場化が進んでいくでしょう。

そしてその先には、閉鎖空間での農業技術が洗練されていくため、インフラさえあればどこでも農業ができるような開発へと向かって行くことと思います。当然、そのビジョンの先にあるのは……宇宙!ですよね(笑)。

2.都市近郊

都市部の地価が高くなってしまうエリアでは、価値の生産性の低い農業は向いていません。かと言って、人口が少ないエリアの場合は、流通ルートをしっかり確保しておかないとなかなか商品を捌くのに苦労してしまいます。そんな境界線上にある都市近郊型の農業は、多様でサービス業に近くなっていくことでしょう。

現在でも、三重県のモクモクファームという所が有名ですが、都市部の住人が週末に来園して楽しんでいくような農園、さらには特定のコミュニティやクラスタと協力して、互いに支え合うような関係を作っていくようなニッチ戦略を取る農業などが展開されていくことでしょう。この辺は、企画力やコミュニケーション能力がポイントになるかと思います。

3.郊外

郊外は、都市部への食料供給を担う役目となるでしょう。生産効率と流通の最適化が最重要ポイントです。今よりもっと大規模化されて、それに合わせた機械や栽培方法が新たに開発されていくことでしょう。当然それに見合った販路が必要になってくるため、組織化された大規模法人になっていくのではないかと思います。

さらに流通を考えた場合、日本のような島国では青果流通には限界があるため、日持ちのする加工品の開発もさらに進んでいくことでしょう。うまく加工することさえできれば、世界中に流通させることができるので、このエリアはよりグローバルな展開が必要になることと思われます。

まとめ

以上の3つのパターンに分けて考えてみました。後、4番目として挙げるならば、ほぼ自然と近い状態である「林業」になるでしょうか。社会に木材が必要とされるだけの量を生産していく産業になっていくかと思います。

これらのエリアは、いずれも人間の生活パターンの変化に合わせて変わっていくのが自然だと考えているため、世界中で都市に集中していく人口と、そこに農業がどう関わっていくのか?ということを考えた結果、辿り着いた答えです。過渡期において所々でイレギュラーは発生するかもしれませんが、大まかにはこの流れになるでしょう。

これが阻害されるとしたら、それは国家などの横槍が入った場合で、日本においては郊外型の農業もそれを税金を投入して維持していたため、こうしたグラデーションがうまくできてこなかったのではないかと考えています。もしこれから農業に参入することを考えている方は、これらを参考にして頂ければと思います。

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