ついに開発された!?飲んでも体に良い農薬とは……!?

      2017/04/09

以前から少し噂には聞いていたのだが、面白い農薬が開発されたようだ。

乳酸菌で世界初の農薬開発 京野菜の軟腐病に効果

どうやら乳酸菌による、軟腐病を抑える薬らしい。この技術自体は、さして驚くべきものではないかもしれない。「納豆菌で他の菌の増殖を抑える」ようなものだからだ。



体にいい農薬

「農薬を本当に安全だと思うなら、飲んでみて下さい!」

と、声高に言う人をたまに見かけるが、こんな小学生の喧嘩のようなことを叫んでいる大人を見ると非常に残念だ。ただの言いがかりに過ぎないのだから。

自然は「飲めるから安全」「飲めないから危険」という単純な世界ではない。誰もが食べているジャガイモだって、発芽する芽に含まれるソラニンという物質は人体にとって有毒だ。毎年、山菜と間違えて毒草を食べてしまう人だっている。……そうしたものは自然界にいくらだってあるし、自然は人間の知らぬ所で思わぬ変化を起こす。

今回開発されたという農薬も、乳酸菌ということは大雑把に言ってしまえば、ヤクルトのようなものだ。もしかしたら飲むことだってできるかもしれない。……実際、研究者の中では、新しく開発された農薬を本当に舐めてみて、その成分を当てることができる人もいるらしい。(※絶対に真似しないでください)……だが、農薬は飲む物ではない。そのために開発されたわけではないのだから当然だ。「この洗剤は飲むこともできます!」と言われて、果たして飲んでみようと思う人がいるだろうか?

ちなみに、ヤクルトはアジアを中心とする中華圏の人々に大人気で、香港で買い占めて本国に持ち帰る人が大量にいるらしいのだが、それはおそらく、脂っこい料理の多い国において、この乳酸菌が有用な力を発揮してくれるからかもしれない……。

日本は高温多湿で、微生物の繁殖には非常に適した気候の国である。古くから日本人は、微生物との共存には非常に力を入れてきた国だと言えるだろう。その世界はシンプルでありながらも単純なものではなく、多少ネットの情報を聞きかじった人が他の何かをdisることができるようなものではない。

私ははっきり言わせてもらうが、「そうした人々が安易にそうした情報を拡散し、誰かを攻撃することで、本当に困っている人を助けるための研究ができない」状況になっていると言える。クレーマー対策にばかりリソースが取られてしまうからだ。

……というわけで最後に、今や日本を代表するバイオベンチャー企業である、ユーグレナの出雲氏のインタビューをリンクしておこう。

「創業から2年半、ずっと月給10万円だった」ミドリムシを売る社長が諦めなかった理由

これからもっと、この分野を好きになって、さらに成長していく人々が現れることを願っている。

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