世界初!?人工土壌の開発に成功……!?

      2017/04/09

非常に面白いニュースを発見した。

人工土壌”を開発 多孔質素材で微生物活性化 地力回復など応用に期待 野菜茶業研究所

とうとう人類は、人工的な土壌を開発することに成功したようだ。



土壌とは

そもそも土壌というのは、鉱物が様々な理由で風化し、そこに生物の死骸や有機物などが堆積して非常に複雑で時間のかかるような年月を経て生成されるものだ。そのため、近年の土壌流出や土壌の消耗による砂漠化などの環境破壊が問題とされてきた。

しかし、今回のように人工的な土壌が開発されたのであれば、日本の技術によって緑が回復したアフガニスタンのように、人工的な緑化が容易になる可能性が出てくる。これはとても期待できる技術だ。

この技術の中身を大まかに見てみると、「多孔質の物体で微生物を培養し、土壌と同様の機能を付加した」ということらしい。ここでポイントとなるのはおそらく多孔質という部分で、これによって表面積が大きくなるのとともに、生態系的には多様性が生まれる。人間の腸内にも同じような形状の仕組みがあることからも、この形は自然界においてかなり有効な形状なのだろう。

土壌中においてはさらに、「紫外線から身を守れる」「酸素を確保できる」という効果もあるだろう。意外と紫外線というのは露地においては要注意で、その殺菌効果は簡単に土を砂漠にしてしまう。逆に酸素を確保できるならば、土壌が多湿になった場合に嫌気発酵……つまりは腐敗よりになることを防ぐことができる。さらに物理性も確保できることにより、こうした相乗効果が微生物の生態系にうまく関与しているのだろう。

ということで、この技術によって最も効果的なのは、「培地に緩衝性が生まれる」ことだと考えられる。無機であればあるほど、その変化がダイレクトに作物へ伝わってしまうため、栽培のリスクは高まる。なので、土と植物の間に「生物性」という緩衝帯があることにより、土壌の変化が直接作物へ伝わることを緩和し、より安定的な栽培に貢献することになるだろう。

また、これは宇宙農業に関しても重要になる可能性がある技術でもあるため、更なる発展を期待したい所だ。

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