農家のクラウド型アウトソーシングの活用事例 #未来農業 #IT農業

      2017/04/09

IT農業というと、生産部門ばかりが注目されるが、それ以外にもITの活用方法はたくさんある。……例えばそれは、事務作業だ。



農業にクラウドシステムを導入

株式会社久松農園代表取締役 久松 達央 様

「MFクラウド会計」を活用することで、本業へ集中し、より良い経営ができます。

業界では有名な、先進的取り組みをしている久松農園が、クラウド会計システムを取り入れた、という記事だ。このマネーフォワードというサービスは筆者も使っているが、こうした会計のクラウド化は今後さらに加速していくだろう。

そもそも、会計処理そのものが今後はデジタル化していくことは間違いない。言わば会計とは全てシステムのやり取りなので、それをデジタル化することは簡単であり、さらに取り引きが全て記録することもできるため、不正を防ぐことができるようになる。日本はまだ円が強い上にデジタル後進国なので、なかなか導入が遅れているが、将来的には仮想通貨も含めてさらに利用は拡大されていくことだろう。

ちなみに、こちらのマネーフォワードのCEOは、京大の農学部を卒業した辻庸介氏である。

クラウドがもたらす未来

さてそれでは、今後クラウドシステムによってどんな未来が待ち受けているか?ということについて少し考えてみたい。現在革新を迎えている業界の一つが、流通業だ。UberやAmazonを始めとした、これまでの食品流通とは別の物流企業が、ITを駆使して続々と流通革新を起こし始めている。流通業の主な事業はインフラ構築のため、将来的には寡占化が進み、勝者が多くのシェアを奪うような形に変化していくだろう。

こうした時代になるとどうなるか。……おそらく、発達したクラウド網は『どこからどこへ何を運ぶか』ということだけに特化し、その他の中身となるコンテンツと切り離されて一本化されていくことだろう。要するに、どこを使うかは別として、

  1. ユーザーが商品をクラウド上にアップロードする
  2. それを運びたいユーザーが輸送先を指定する
  3. 流通業者が(場合によっては自動で)取りに来て、指定場所へ運ぶ

というシンプルな形になるに違いない。これは食品も例外ではないはずだ。そうなると、現在主流となっている市場流通も劇的に変わる可能性がある。まだ、前段階であるプロトタイプ的なサービスしか現れてきてはいないが、市場機能に変わるサービスもオンライン上に登場するはずである。なので、オープンソース企画としてここにアイデアを公表しておきたい。やれる方が実現してくれたら、と思う。

【オンライン食品マーケットTSUKIJI】案

  1. 購入側:欲しい商品の情報を入力しておく(時期・量・品種・価格など)
  2. 生産者側:作付け前に、生産予定の商品情報を予め公表しておく(時期・量・品種・価格など)
  3. 両者からのアプローチによって、需給のマッチングを行い、予約生産を行う
  4. 随時、生産状況を共有し、微調整する
  5. お互いに最終的な評価を行う

これに加えて、似たような業者のレコメンド機能などを付けても面白いのではないだろうか。自然相手の不安定さはあるにせよ、青果も他のマーケットと同じようにAmazonのような方式の購買方法に変わっていくだろうということは予想できる。

唯一予想できないのは、一体それがいつになるのだろうか……?ということだ。ぜひ誰かこのシステムを実現して欲しいものだ。

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