微生物防除の生成手順

      2017/04/09

微生物を病害の防除で使う場合、下記のような手順を踏みます。



微生物の病害防除

先ず、目的病害への感染性を確認する為に、微生物を選抜します。実際に農業で使用するに当って重要なことは、製剤化(保管も含む)と施用技術、及びどれだけ適合性があるか、否かです。

生菌の短期間の保管から、長期の菌株保存の為の管理、また、基材に有機物を使う場合は、劣化しないように、管理する必要があります。

微生物農薬の品質管理と製造・効能効率では、下記のような重要な要素があります。

  • 単離株の選定
  • 通気性
  • 湿度
  • 培養温度
  • 光応答性
  • 生存性

単離株の選定:

下記の6つの要素に注意して、単離株を決定します。
「ラボでの毒性チェック」、「圃場での評価」、「遺伝子の安定性」、「生産性」、
「胞子の保管上の安定性」、及び「製剤としての安定性」。

通気性:

好気性の微生物は、生育には酸素が必要です。但し、菌種によって、酸素要求性は異なります。

湿度:

湿度は、効果の安定性を測定する上で重要な要素です。湿度要求性は、菌種によって異なります。

培養温度:

液体培養と固体培養での、ぞれぞれの理想的な培養温度と生育ステージは、密接な関係にあります。通気性と湿度との関連性においても、培養温度の設定条件も、個別に異なります。更に、この温度に関しては菌種の違いによっても、同じ種の単離株同士であっても異なる場合があります。

光応答性:

幾つかの種の真菌は、生育に光を必要とします。真菌は、比較的光応答性に影響を受け難いと言われていますが、光の具合によっては、生育が抑制される場合があるので、注意が必要です。

生存性:

折角培養しても、目的圃場で生存していないと、防除効果は期待出来ません。基本、外来微生物は、土着種に優占出来ないので、ここをどうするか、十和田石が活躍する場でもあるのです。

 

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